2022/09/19 10:21
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2022.9.17
アトリエを臨時休業させてもらいました。
台風対策と子どもの急な体調不良という理由です。
夫と義父さんは台風対策。
イベントへの出店は義姉ちゃんとスタッフMちゃん。
先日、コロナになった私たち夫婦は、結局子どもたちも全員陽性になりました。
半月ぐらい思うように動けずでした。
自宅療養中は、ほんとに色んな人に助けてもらって、励ましてもらって!大変だったけどほんとに人の温かさを感じました。
みんなありがとうございます。無事復活しております!
しかし…
自宅療養あけた矢先、、1番上の子ども、手足口病にーーー、泣
りゅ、流行の最先端いってる渡辺家〜〜
そんなこんなでなかなか通常の生活には戻れないものの、去年だったら
確実にイベントへの出店も断念、いちごの作業にも影響がでるところ
家族の協力やスタッフの努力のおかげで、滞りなく作業がすすめられました。
去年とはまた違う光景がそこには広がっていて、出来ることの幅が広がりました。ありがたいことです。
先日、family農園watanabeは、定植といういちご農家にとっての一大イベントを終えました。
自分たちで始めたいちご農家。
まだ始める前は、オフシーズンは子どもたちをどこか連れて行ってあげたり、日が沈む頃には帰宅。子どもとの時間もしっかりとれるし。と思っていた農家の仕事。
そんな簡単なもんじゃなかったーーー!
一から自分たちで始めるということはハウスを建てる場所探しから始まり(私たちは初めから直売所を建てて販売したかったので、その方法だと岐阜県は、農業研修制度や補助金など使えない為、ほんとに場所探しからでした)
何もかも、一筋縄ではいかず、新しいハウスの建設も紆余曲折ありました。
ハウスとは別に、いちごを育てるには、苗場(いちごの苗を育てる場所)がいるんですが(とにかく一から始めるとなると巨額な資金がいるわけで…)去年はその苗場探しから始まり、
今年はその苗場を立てようと思っていたら、資材が昨年の2倍になっているし。。
一から自分たちで作りあげるってこんなにも大変なのかと、、またまた壁にぶち当たる。
そこに台風、長雨、、と自然災害も重なり、絶望することも何度もあったり。
でも、絶望して、もう手段がないかもしれない…と思っていると、いつも誰かが助けてくれて、今があります。
こんなやり方もあると教えてくれる方がいたり、実際に別の農家さんのやり方を見て学びに行ったり。色んな方にアドバイスをもらいながら、試行錯誤の日々です。
自然環境も、確実に昔とは変わってきていて、いちごの育て方も昔と同じようにはいかなくなってる。
去年はお盆の時期は、ずっと雨でした。確実に気候変動の影響です。
懸命に育てていた苗が病気にやられてしまい、泣きながら大量廃棄。
今年もお盆の時期は同じように梅雨のような長雨でしたね。
今年は昨年とは違う苗の育て方をしてみました。
苦肉の策でしたが、今のところ去年のように、大量に廃棄することはなく、無事に育てていた苗の植え替え(これを定植といいます)が終わりました。何が良いのかはいちごが実るまでは分かりませんが、自分たちの置かれた状況から最善の策を取りながら、前に進んでいます。
まだまだ心配はつきないですが、最終的に目指しているのは、美味しいいちごができるようにという思いがあること。これからも大切に育てていこうと思います。
大変なこと、試練は次から次へとやってくるけど、いちご農家になったからこそできた楽しい経験は沢山あります。マルシェに出店したり、好きな人たちとイベントを企画したり、人との出会いにも恵まれています。
大変なこともあるけど、圧倒的に楽しいことや充実感の方が大きいです。
これから目指していくところは、
子育てとの両立(子どもたちに我慢をさせない。子どもがいちご農家の仕事って楽しそうだなって思ってもらえる環境作りをする)
ことや
地域との繋がりを持ち、何かの形で役に立つこと。
個人的な目標としては、保育士をしていた経験や自分が子育てをしている経験を通して
子育てをしているお母さんたちが、ほっと一息つけるようなことや親子が楽しめる企画を考えています。
今はまだまだ土台作りの段階のfamily農園watanabe。
今までも、お客様やお世話になっているお店の方とのやりとりの中で、自分たちでは分からない視点に気づかされ、改善したりしてきました。
みなさんに、成長させてもらっています。
環境への配慮も自分たちが出来ることから、はじめていきたいと思っています。
いちごのシーズンは、あと3ヶ月もすればはじまる。
今年も美味しいいちごをお届けできるように前に進むのみ。
10月からは少しですがいちごを使った焼き菓子も販売予定ですので、楽しみにお待ち頂けたら嬉しいです。
もちろんいちごのシーズンになったら。どんなスイーツを出そうかそんなことも考えています。
いちご農家だからこその目線で、みなさんに美味しいものをお届けできたらいいです。
引き続きfamily農園watanabeとichigo no atelierを宜しくお願いします〜
渡辺愛未